2023年に使えるエコキュートの補助金は?|買い替え時期や費用を解説
一般住宅の給湯設備といえばガス給湯器が定番ですが、光熱費の節約にも貢献できるエコキュートを導入している世帯も少なくありません。
しかし、エコキュートは設置してから半永久的に使用できるものではなく、寿命によって買い替えが求められることもあります。
本記事では、これからエコキュートの導入を検討している方はもちろん、すでにエコキュートを利用している方に向けて、エコキュートの寿命や買い替え時期、利用できる補助金制度などについても詳しく解説します。
目次
エコキュートを買い替える時期や寿命について
エコキュートはヒートポンプという技術により、空気の熱でお湯を沸かす家庭用給湯機です。
一般的な給湯機とは異なり、ガスを使用することなくお湯を沸かすことができるため、環境にやさしく光熱費も抑えられるメリットがあります。
エコキュートの気になる寿命ですが、専門業者によるメンテナンスを定期的に行っていれば、10年から15年程度は故障の心配もなく利用できるケースが一般的です。
もちろん、15年以上使用できる場合も多いですが、あまりにも年式が古くなってくるとメーカー保証の期限が切れ、交換用の部品が供給停止になっていることもあります。
そのため、10〜15年以上使用し続け、修理が必要になったタイミングで新たな製品に買い換えるといったパターンが少なくありません。
なお、エコキュートのメーカー保証は1〜5年程度が一般的で、有償オプションとして延長保証が用意されています。
エコキュートの買い替えにかかる費用の目安
エコキュートの設置にあたっては、ガス給湯器からの買い替えなのか古いエコキュートから新しいものへの買い替えなのかによっても費用の目安は異なります。
ガス給湯器からエコキュートへ買い換える場合、エコキュートに対応した設備の工事も必要になることから、本体と設置工事費用をあわせると45〜70万円以上の費用がかかります。
一方、古いエコキュートから新しいエコキュートへの交換であれば、40〜65万円程度で済む場合が多く、5万円ほど安くなります。
ただし、住宅の広さや居住している人数によっても給湯器のサイズは異なり、上記以上の費用がかかるケースもあるため見積もりを依頼してみましょう。
◆エコキュートで本当に電気代は安くなるのか?選ぶポイントやシュミレーションで解説 !
エコキュートはどこで買える?購入方法3選
エコキュートを自宅に導入する場合、どのような購入方法があるのでしょうか。
今回は代表的な3つの方法について、それぞれの特徴やメリット・デメリットを含めて比較してみました。
①家電量販店
エコキュートの一般的な購入方法として挙げられるのが家電量販店です。
メリット
大型の量販店の場合、さまざまな製品から選ぶことができ、品揃えが豊富です。
もし店頭に在庫がなくても、全国の店舗から在庫を取り寄せることも可能です。
さらに、量販店には独自のポイントサービスもあり、特に高額なエコキュートは多くのポイントが獲得できる可能性があることからお得です。
デメリット
家電量販店で販売されているエコキュートは、ネット通販に比べると少し割高な傾向があります。
ポイントがどの程度の付与されるのかを含めて検討し、トータルでどちらがお得かを計算したうえで購入しましょう。
また、もうひとつの懸念点としては、家電量販店はあくまでもエコキュート本体の販売を行うだけであり、設置工事は提携の業者へ依頼していることです。
万が一、故障や不具合などのトラブルがあった場合、家電量販店へ連絡してもすぐに業者が訪問してくれるとは限らず、対応が遅くなる可能性もあります。
②ネット通販
Amazonや楽天市場といったネット通販サイトでもエコキュートの取り扱いはあり、利用者が増加傾向にあります。
メリット
ネット通販の最大のメリットは、なんといってもエコキュート本体が安く購入できることです。
取り扱っている店舗やサイトごとに同一製品の価格を手軽に比較でき、もっとも安いところからワンクリックで購入できるのはネット通販の醍醐味といえるでしょう。
また、店舗に足を運ぶ必要がなく、仕事に忙しい方でも24時間365日オーダーできるのも嬉しいポイントです。
デメリット
ネット通販のデメリットとしては、本体を購入しても設置条件を満たせず、自宅に設置できないリスクがあることです。
ネット通販の多くは本体の販売だけでなく、設置工事と一緒のプランを提供しているところも多いですが、専門業者による現地調査は行わないケースがあるため、このようなトラブルが発生するリスクがあります。
③専門業者
住宅設備会社はもちろん、リフォーム業者などの専門業者でもエコキュートの取り扱いはあり、本体の購入から設置工事までを依頼することができます。
メリット
専門業者へ依頼するメリットとしては、設置工事やメンテナンス、修理などのサポートが充実している点です。
たとえば、ネット通販では購入後に設置条件に合わないことがあると紹介しましたが、専門業者であれば事前に現地調査を行ったうえでさまざまな相談にも乗ってくれるため失敗がありません。
また、寿命を延ばすための定期的なメンテナンス作業や故障時の対応もトータルでサポートしてくれるため安心です。
デメリット
専門業者のデメリットは、ネット通販や家電量販店で購入するのに比べて本体が割高であることです。
また、ポイントサービスなども利用できないケースがほとんどで、経済的なメリットは少ないといえるでしょう。
2023年にエコキュートの買い替えで使える国や自治体の補助金は?
エコキュートの新規導入にあたっては、国や自治体でさまざまな補助金制度が運用されています。
しかし、すでにエコキュートを導入しており、寿命が近づいてきたため新しい製品に買い替えたいといった場合、新規導入時のような補助金は利用できるのでしょうか。
まず、前提となるのは過去にエコキュートの補助金制度を利用した履歴の有無です。
もし、当該世帯で過去にエコキュート補助金を利用したことがある場合には補助金支給の対象外となる可能性が高いです。
以上の前提のもと、エコキュートの買い替えに対応した補助金制度を行っている自治体は以下の例があります。
新エネルギー及び省エネルギー機器等導入補助金制度(東京都新宿区)
東京都新宿区では、エコキュートの導入にあたって定額10万円の補助金制度を運用しています。
導入する機器類は新品であること、新宿区内に居住する住民、設置後速やかに報告書や添付書類を提出することなどが条件として定められています。
◆令和5年度 新宿区省エネルギー及び創エネルギー機器等補助制度のご案内
中津川市住宅リフォーム補助事業(岐阜県中津川市)
岐阜県中津川市では、耐震補修工事とあわせて住宅リフォームをする世帯に対し補助金を支給しています。
「昭和56年5月31日以前に着工された住宅」が条件となっており、エコキュートの導入にあたっては上限16万円までの支給対象となります。
◆令和5年度 住宅リフォーム補助のご案内/中津川市
泉大津市高効率給湯器設置補助金(大阪府泉大津市)
大阪府泉大津市では、エコキュートを含む高効率給湯器の設置に対して補助金を支給しています。
対象となるのは以下の3種類に限られ、1世帯あたり1台が条件となります。
- 潜熱回収型給湯器(エコジョーズ)…上限1万円
- CO2冷媒ヒートポンプ給湯器(エコキュート)…上限2万円
- 家庭用燃料電池(エネファーム)…上限5万円
◆令和5年度 高効率給湯器設置に補助金を交付します/泉大津市
>>住宅用太陽光発電導入に使える補助金制度の申請条件や申請方法を解説!
エコキュートの設置や買い替えで補助金をもらうための条件と申請方法
補助金制度は自治体によっても条件が異なり、支給される金額なども同じではありません。
しかし、ある程度共通で設けられている条件も多いことから、その一例と基本的な申請方法を紹介しましょう。
①対象条件
自治体が補助金の支給条件として設定している項目は、以下のようなものが一般的です。
- 当該自治体に居住または居住予定の方で、その住宅に対象機器を自ら使用する目的で設置・施工する方
- 導入する機器等が新品・未使用のものであること(中古品やリース機器は対象外)
- 過去に当該制度による補助金の支給を受けていないこと
- 設置完了後、報告書・添付書類を提出すること
- 施工前の申請であること
なお、「設置完了後、報告書・添付書類を提出すること」や「施工前の申請であること」といった条件は自治体によっても変わることがあるため確認が必要です。
②申請方法
一部自治体ではオンラインによる申請が可能なところもありますが、多くは申請書類を作成し、見積書などの添付書類とともに期限内に申請を行います。
エコキュートは火災保険の対象になるのか?
エコキュートが壊れてしまったら、火災保険の契約内容と故障原因によっては火災保険で補償を受ける事ができる場合があります。
エコキュートは屋外に設置されている貯湯式タンクの機器になるため落雷や水害などの自然災害の被害を受けて故障してしまうリスクが心配です。
また、外で遊んでいた子供のボールがあたって壊れてしまった等のケースも考えられるでしょう。
ウィズソーラーは原価レベルでエコキュートを提供可能
エコキュートの設置にあたり、メンテナンスや修理などを考えた場合は専門業者への依頼がおすすめと紹介しました。
しかし、近隣に信頼できる業者がなかったり、相談をしたにもかかわらず断られてしまったというケースもあるでしょう。
ウィズソーラーでは、人件費や管理費を抑えたコスト管理のため、太陽光関連製品をご購入のお客様に対して、原価でのエコキュート交換サービスをご提供しておりますので、将来的なコスト負担を大きくおさえることができます。
■ウィズソーラーのエコキュートの原価交換サービス
経年劣化によりエコキュートは10〜15年で交換が必要になってきますので、追加費用がかかります。
ウィズソーラーならお客様のご負担を減らすために、エコキュート(20万〜30万)の原価交換をご提供しています。
太陽光発電システムや蓄電池、エコキュートの導入をご検討している方は、ぜひ一度ウィズソーラーへご相談ください。
まとめ
従来のガス給湯器ではなく、空気の熱を利用してお湯を沸かすエコキュートは、光熱費の節約と地球環境への配慮も可能な住宅設備です。
リフォームや新築住宅の購入にあたって、新たにエコキュートの導入を検討している方も多いでしょう。
ネット通販や家電量販店などで購入するのもひとつの方法ですが、10年、20年といったスパンで利用することを考えると、アフターフォローが充実した専門業者への依頼がおすすめです。
信頼できる業者をお探しの方は、ぜひお気軽にウィズソーラーまでご相談ください。