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蓄電池のメーカーおすすめ6選|メーカーごとに違いはある?

太陽光発電システムとセットに導入するケースの多い蓄電池ですが、さまざまなメーカーの製品があり、どれを選べば良いのか迷ってしまうことがあります。

そこで本記事では、蓄電池の代表的なメーカーの特徴やおすすめ商品を紹介するとともに、メーカーごとにどういった違いがあるのか、蓄電池の製品選びで気をつけたいポイントや基準なども詳しく解説します。



蓄電池の基本構造はメーカーを問わず基本的に同じであることから、「どのメーカーの製品を選んでも変わらないのではないか?」と考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、同じ蓄電池であっても、メーカーによってラインナップしている容量やサイズ・重量、寿命、価格などに違いがあります。

たとえば、あるメーカーでは大容量の蓄電池が販売されていても、ほかのメーカーでは容量が限定的というケースも少なくありません。

また、保証期間が15年のメーカーもあれば、10年のメーカーもあります。

そのため、価格だけでなく、容量や保証期間なども含めて複数の製品・メーカーを比較しながら、用途にマッチする製品を選ぶことが大切です。

蓄電池を選ぶ際のポイント・基準

蓄電池のカタログを見ると、さまざまな専門用語や数値が記載されており、何を基準に選べば良いのか分からないという方も多いでしょう。

そこで、蓄電池選びの際に最低限押さえておきたい選び方のポイントや基準を紹介します。

容量

容量が大きいほど多くの電気を蓄えておくことができます。

メーカーによっては「蓄電容量」とも表記され、単位はkWhで表します。

一般的な家庭用蓄電池の場合、5.0kWh程度を目安に選ぶと良いでしょう。

定格出力

定格出力とは、蓄電池から電力を放電できるパワーのようなものであり、単位はkWで表します。

定格出力が大きいほど複数の家電製品を同時に使用できますが、反対に定格出力が低いと使用できる家電製品が限られてしまいます。

使用可能サイクル

使用可能サイクルとは、蓄電池の充電可能な回数を指します。

残量ゼロの状態から満充電までが1サイクルとなります。

たとえば、使用可能サイクルが1万サイクルの蓄電池であれば、1万回の充放電が寿命の目安ということになります。

使用可能サイクルはカタログに記載されていない製品やメーカーもありますが、一般的には1万サイクル程度の製品が多いです。

保証期間

家電製品と同様、蓄電池にもメーカー保証が付帯しています。

一般的には10年から15年程度の保証期間が多いですが、メーカーや製品によっても保証期間は異なります。

なお、保証期間が過ぎた後は、通常使用による故障であっても修理や交換は自費となってしまいます。

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蓄電池の寿命や耐用年数はどれくらい?故障する主な原因や火災保険について解説!

蓄電池のおすすめメーカー:長洲産業



▶︎長州産業の蓄電池はこちら

上記の内容をもとに、蓄電池のメーカーにはどういったものがあるのか、代表的な例を見ていきましょう。

まずは太陽光発電設備なども手掛ける国内大手メーカーの長州産業です。

長洲産業の特徴

長州産業は1980年に給湯器のメーカーとして創業しました。

40年以上にわたって家庭のライフラインを支える機器を製造しており、太陽光発電システムとセットで蓄電池を導入するケースが多くあります。

おすすめシリーズ:Smart PV Multi

長州産業の蓄電池のなかでもおすすめなのが、「Smart PV Multi」シリーズです。

6.5kWhから16.4kWhまでハイパワーな蓄電池が揃っており、メーカー保証も15年と長く安心して使用できます。

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蓄電池スペック・価格

「Smart PV Multi」シリーズのスペックは以下の通りです。

なお、以下の表にある価格は「Smart PV Multi」シリーズに対応したパワーコンディショナ「PCS-RP1A」およびマルチ蓄電システム用ゲートウェイ「RC-307A」とのセット価格です。

型番

CB-LMP65A

CB-LMP98A

CB-LMP164A

種類

リチウムイオン電池

容量

6.5kWh(実効容量5.9kWh)

9.8kWh(実効容量8.8kWh)

16.4kWh(実効容量14.8kWh)

定格出力

2.5kW

4.0kW

5.9kW

使用可能サイクル

非公表

非公表

非公表

公称電圧

DC102.76V

DC154.14V

DC256.9V

充電回復時間

約3時間

外形寸法

490mm×847mm×147mm

490mm×741mm×295mm

490mm×1010mm×295mm

重量

約65kg

約102kg

約150kg

取り付け方式

屋内:床置き・壁面にねじ止め

屋外:自立設置

屋内:床置き・壁面にねじ止め

屋外:壁掛けまたは自立設置

自立設置

希望小売価格(パワーコンディショナ・蓄電池ユニットのセット価格)

2,963,400円

3,602,500円

6,067,600円

保証期間

15年

どんな人におすすめ?

比較的大容量の蓄電池であることから、面積の広い一戸建てへの導入がおすすめです。

特に複数の部屋にエアコンがある家庭や、大型テレビやデスクトップPC、電子レンジなどの家電製品を使用することが多い家庭でも安心して使用できるでしょう。

また、メーカー保証は15年と長いため、コストは多少かかっても長期で安心して使用したい場合に最適です。

蓄電池のおすすめメーカー:オムロン


▶︎オムロンの蓄電池はこちら

体組成計や体温計などヘルスケア用品のメーカーとしても知られているオムロンも、蓄電池のシェアは高く信頼性の高いメーカーです。

オムロンの特徴

オムロンは太陽光発電用のパワーコンディショナーを製造・販売しており、その関連製品として蓄電池の製造も手掛けるようになりました。

ほかのメーカーと比べてコンパクトな製品が多く、設置にかかる工事の手間が少ないメリットがあります。

おすすめシリーズ:マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-A

オムロンの蓄電池のなかでおすすめなのは、「マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-A」というシリーズです。

容量は6.3kWhから16.4kWhまで豊富にあり、使用可能サイクルはいずれの製品も10,000サイクルを超える長寿命を実現しています。

蓄電池スペック・価格

「マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-A」の基本スペックは以下の通りです。

価格はいずれの製品もオープン価格となっています。

型番

KP-BU164-S

KP-BU98B-S

KP-BU65B-S

KP-BU127-B

KP-BU63-B

種類

リチウムイオン電池

容量

16.4kWh(実効容量:14.8kWh)

9.8kWh(実効容量:8.8kWh)

6.5kWh(実効容量5.9kWh)

12.7kWh(実効容量:11.4kWh)

6.3kWh(実効容量:5.7kWh)

定格出力

5.9kW

4.0kW

2.5kW

5.0kW

2.5kW

使用可能サイクル

11000サイクル

11000サイクル

11000サイクル

12000サイクル

12000サイクル

公称電圧

DC256.9V

DC154.14V

DC102.76V

DC204.8V

DC102.4V

充電回復時間

約3時間

外形寸法

490mm×1010mm×295mm

490mm×741mm×295mm

490mm×847mm×147mm

681mm×909mm×334mm

681mm×626mm×334mm

重量

約150kg

約102kg

約65kg

約132kg

約79kg

取り付け方式

自立設置

屋内:床置き・壁面にねじ止め

屋外:壁掛けまたは自立設置

屋内:床置き・壁面にねじ止め

屋外:自立設置

屋外:自立設置

屋外:自立設置

希望小売価格

オープン価格

保証期間

15年

どんな人におすすめ?

屋内・屋外設置の両方に対応したSシリーズと、屋外設置専用のBシリーズが選択できます。

また、幅49cm、高さ74〜100cm程度とコンパクトなサイズのため、設置場所が限られている住宅にもマッチします。


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蓄電池のおすすめメーカー:ニチコン



▶︎ニチコンの蓄電池はこちら


蓄電池の国内メーカーのなかで最大手に君臨しているのがニチコンです。

ニチコンの特徴

太陽光発電の分野に詳しくない方にとって、ニチコンはあまり聞き慣れないメーカーではないでしょうか。

しかし、ニチコンは太陽光発電の黎明期からパワーコンディショナーや蓄電池の製品を数多く販売し、日本国内でのシェアを着々と伸ばしてきました。

現在では一般的な蓄電池だけでなく、電気自動車(EV)を大容量蓄電池として使用できる専用のV2Hスタンドなども開発。

大手メーカーでありながらも、つねに新たなことへ積極的に挑戦し先進的な取り組みを継続しています。

おすすめシリーズ:ESS-T3

これからニチコンの蓄電池を導入するのであれば、トライブリッド蓄電システムの「ESS-T3」シリーズがおすすめです。

トライブリッド蓄電システムとは、太陽光発電から蓄電池だけでなく、電気自動車(EV)にもまとめて充電できるシステムのことです。

高額な電気代がかかりがちな電気自動車への充電も、トライブリッド蓄電システムがあればランニングコストを抑えられます。

蓄電池スペック・価格

「ESS-T3」シリーズの蓄電池は、蓄電池ユニットの「ES-T3S1」、「ES-T3M1」のほか、増設用のユニットとして「ES-T3L1」、「ES-T3X1」があります。

このうち、蓄電池ユニット2製品のスペックは以下の表の通りです。

型番

ES-T3S1

ES-T3M1

種類

リチウムイオン電池

容量

6.5kWh(実効容量5.9kWh)

9.8kWh(実効容量8.8kWh)

定格出力

3.0kW

4.0kW

使用可能サイクル

非公表

電圧

DC102.76V

DC154.14V

充電回復時間

約3時間

 

外形寸法

540mm×418mm×230mm

540mm×418mm×230mm

重量

約50kg

約61kg

取り付け方式

屋内:床置き・壁面にねじ止め

屋外:自立設置

屋内:床置き・壁面にねじ止め

屋外:壁掛けまたは自立設置

希望小売価格(パワーコンディショナ・蓄電池ユニットのセット価格)

2,400,000円

2,900,000円

保証期間

15年

15年

どんな人におすすめ?

「ESS-T3」シリーズはなんといってもトライブリッド蓄電システムであることから、すでに電気自動車を持っている方、もしくはこれから電気自動車を購入する予定のある方におすすめです。

電気自動車にも接続する場合には、専用のV2Hスタンドを別途購入する必要があり、上記の金額に130〜160万円が加算されます。

しかし、導入コストがかかっても長期で見ればランニングコストの節約になり、コストメリットは十分高いといえるでしょう。

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ニチコンのトライブリッド蓄電システム導入に補助金は使える?申請方法や導入費用を解説

蓄電池のおすすめメーカー:シャープ


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大手家電メーカーとして知られているシャープも蓄電池を製造しています。

シャープの特徴

シャープと聞くとテレビやレコーダー、スマートフォンなどをイメージする方も多いですが、実は太陽光発電システムや蓄電池の製造も手掛ける国内を代表するメーカーです。

国内でのシェアもニチコンや長州産業に並んでトップクラスを誇り、大手ならではのサポートが充実していることも大きなポイントといえるでしょう。

おすすめシリーズ:JH-WBシリーズ

シャープでは「JH-WBシリーズ」という住宅用蓄電池システムを提供しています。

エントリーモデルとして価格も手頃なコンパクトタイプ、中堅モデルのミドルタイプ、上位モデルの大容量タイプの3機種があり、なかでも価格と機能のバランスがとれたミドルタイプがおすすめです。

スペック

JH-WBシリーズのミドルタイプ「JH-WB1921」のスペックは以下の通りです。

保証期間は15年と長く、大手メーカーならではの高い信頼性が魅力といえるでしょう。

型番

JH-WB1921

種類

リチウムイオン

容量

6.5kWh(実効容量6.3kWh)

定格出力

5.5kW

使用可能サイクル

非公表

電圧

DC320V

充電回復時間

非公表

外形寸法

560mm×320mm×575mm

重量

74kg

取り付け方式

屋内・屋外

希望小売価格(パワーコンディショナ・蓄電池ユニットのセット価格)

オープン価格

保証期間

15年

どんな人におすすめ?

シャープの蓄電池は取り扱い販売店が多く、大手メーカーならではの手厚い保証やサポート体制が魅力であることから、多少コストはかかったとしても長く安心して使い続けられる製品をお探しの方に最適です。

蓄電池のおすすめメーカー:ファーウェイ


▶︎ファーウェイの蓄電池はこちら

中国のICT機器メーカーであるファーウェイも蓄電池を提供しています。

ファーウェイの特徴

スマートフォンやタブレット端末といったICT機器のメーカーとしておなじみのファーウェイですが、蓄電池の開発も手掛けており、手頃な価格もあって徐々に人気が高まっています。

おすすめシリーズ:LUNA2000-5/10/15-NH-S0

ファーウェイの蓄電池でおすすめの製品は、「LUNA2000-5/10/15-NH-S0」シリーズです。

容量が5kWh、10kWh、15kWhの3製品とシンプルな構成のため、初めての方でも選びやすいでしょう。

価格はいずれもオープン価格となっていますが、国産メーカーに比べて安価でコストパフォーマンスが高いのも魅力のひとつです。

蓄電池スペック・価格

「LUNA2000-5/10/15-NH-S0」シリーズのスペックは以下の通りです。

他社製品に比べると本体サイズは大きめで、保証期間も10年と短いため、商品選定の際にはこの部分を妥協できるかがポイントとなりそうです。

型番

LUNA2000-5-NHS0

LUNA2000-10-NHS0

LUNA2000-15-NHS0

種類

リン酸鉄リチウムイオン電池

実効容量

5kWh

10kWh

15kWh

定格出力

1.5kW

3.0kW

4.5kW

使用可能サイクル

非公表

電圧

385V

充電回復時間

約3.3時間

外形寸法

670×150×600mm

670×150×960 mm

670×150×1320mm

重量

63.8kg

113.8kg

163.8kg

取り付け方式

床置き(標準)、壁掛け(オプション)

希望小売価格

オープン価格

保証

10年

どんな人におすすめ?

上記でも紹介した通り、ファーウェイの「LUNA2000-5/10/15-NH-S0」シリーズは保証期間が短く製品のラインナップ数も限られています。

その一方で、国産メーカーの製品に比べると価格は安価で手が出しやすいため、コストを最優先に検討したいという方には最適なメーカーといえるでしょう。

ウィズソーラーなら業界最安値で安心保証つき

蓄電池は国内・海外メーカーの製品があるほか、メーカーによっても品質や寿命、保証期間などにも違いが見られます。

上記で紹介した製品はあくまでも一例であり、用途や住宅の広さ、設置場所によってはほかに最適な製品があるかもしれません。


しかし、一般のユーザーにとっては、メーカーごとの特徴や製品のスペックの違いを細かく比較するには手間がかかり、面倒に感じる方も多いでしょう。

そのような場合には、複数メーカーの製品を取り扱っている販売店や施工業者へ相談してみるのがおすすめです。

ウィズソーラーでは、今回紹介したメーカーの蓄電池を取り扱っており、お客様の要望や用途に合わせて最適な製品を提案させていただきます。

また、太陽光発電システムは蓄電池の販売にあたっては対面での営業が一般的ですが、ウィズソーラーではオンラインでの営業に特化しているため、営業スタッフの人件費がかからず業界最安値での提供も実現しています。


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まとめ

今回は蓄電池の代表的なメーカーを紹介してきましたが、上記以外にもさまざまなメーカーがあります。

蓄電池のメーカー保証は10年から15年と比較的長いですが、導入コストは数百万円にもおよぶため、信頼性の高いメーカーの製品を選びたいものです。

国産メーカーの製品は信頼性が高い傾向にあることは事実ですが、メーカーによっても保証内容や保証期間は異なるため、複数の製品を比較しながら検討することが大切です。

蓄電池の製品選びに迷ったり、不安を感じる方は、国内外のさまざまなメーカーを取り扱っているウィズソーラーへぜひ一度ご相談ください。

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